炉・点前
PR

裏千家【炉・重茶碗】点前

kyonta@41
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

まいど、きょんたです!

この記事では、重茶碗の点前の流れを整理してるで。

今回は『棚』がない場合でやっていくで。

重茶碗は、客の人数が多い時に、茶が冷めずに美味しく喫んでもらうために、二椀を重ねて持ってくる点前やで。

続けて二碗の茶を点てることで、茶が冷めるのを防ぐんやな。

茶道を嗜む人は、正月に『島台』を使って、この点前をすることが多いんちゃうかな。

このブログを参考にしてもらえたらうれしいで。

【炉・重茶碗】準備

構成道具
はじめから室内水指・和物茶入
入室→退室楽茶碗(小)&楽以外の茶碗(大)(島台の場合は楽焼か大樋焼の大・小)・茶巾・茶筅・茶杓
建水を持って再入室唐銅建水・竹蓋置・柄杓

【炉・重茶碗】点前の流れ

準備から迎えつけ

・水指を運び、その正面に茶入を1cmあけて置く

・菓子を運ぶ

・迎えつけ

・襖を閉める(襖は下から30cmの位置を持つ)

茶碗を持って入室

・襖を開けて入室

・点前座に進んで、水指正面に座る

・茶碗を左手で勝手付きに仮置き

・茶入を水指の右前に置き、重ねている上の茶碗を一椀だけ両手で取り、水指の左前に置き合わせる

・建水を持って入ったら、襖を閉める

きょんた
きょんた

炉の場合は濃茶も薄茶も襖を閉めるから注意してな。点前座に進むときは炉縁の外隅ねらいやで。

・点前座に進んで、外隅ねらいで居前に座る

・建水を手なりで置き、柄杓を取ってかまえ、蓋置を定座に置き、柄杓を引いたら総礼

きょんた
きょんた

建水は体に沿わせて運んでな。

・建水を進めて居ずまいを正したら、茶碗を膝前奥に置く

・茶入を右手で取り、膝前真ん中に置いて仕覆の紐を引き、つがりを向こう・手前でゆるめ、仕覆を右・左と脱がせて茶入を膝前に置いたら、仕覆を火の方(釜側)に打ち返して、左手で水指の左横、奥に置く

・帛紗を取り、草の四方さばきをして、茶入を清めたら(二引きして反時計回りに胴拭き)水指の右横に流す

・帛紗を草でさばき直し、茶杓を清めて茶入の蓋の上、右側(火の方・釜側)に置く

きょんた
きょんた

茶杓を拭くときはおもむろに拭くときれいな点前になるで。櫂先が上を向かないように注意してな。

・茶筅を出して茶入の右横に流す

きょんた
きょんた

水指が塗蓋の場合はここで帛紗で清めるで。

・帛紗を左手にわたして、茶碗を手前に引き、茶巾を水指の蓋の上に置く

・柄杓を取ってかまえ、帛紗で釜の蓋を開けて、帛紗は右膝頭に置く(炉縁の三分の一、上から三目)

・茶碗に湯を注ぎ、柄杓をかまえて中蓋をしたら、蓋置に柄杓を引く

きょんた
きょんた

炉の場合はここで中蓋をするで。釜の蓋はピタリと閉めてな。

・茶筅通し(二度上げ三度打ち)

きょんた
きょんた

打つ・上げる・打つ・上げる・打つ・さらさら・の

・湯を建水にあけて、茶巾で清めたら茶碗を置き、茶巾を水指の蓋の上に戻す

濃茶を練る

・右手で茶杓を取って、左手で茶入を取り、茶杓を握り込んで茶入の蓋を開けて、はじめに練る客の人数分のみ、茶をすくい出し

きょんた
きょんた

もう一椀、茶を練るから、回し出しせずにすくい出しだけで調整するんやで。

・茶杓を茶碗の上(右側)にあずけ、茶入の蓋を閉め、左手で水指の横に戻す

・茶杓を取って茶をさばき、茶碗の縁で軽く打つ

・茶杓を茶入の蓋の上に置いたら、柄杓をかまえて帛紗で釜の蓋を開け、帛紗は左膝横に手なりに置く

・茶碗に湯を注ぎ、一椀目の濃茶を練る

・茶碗を時計回りに二回まわして、定座に出す

きょんた
きょんた

「どうぞ、〇人様でお召し上がりを」って挨拶してな。

茶に関する問答

・正客が一口喫んだら、服加減を尋ねる

きょんた
きょんた

【亭主】いかがでございますか?

ゆーみん
ゆーみん

【正客】大変、結構でございます。

・勝手付きに仮置きしたもう一つの茶碗を左・右で取り、膝前に置く

きょんた
きょんた

重茶碗では正客の一口で服加減を尋ねたあとに、中仕舞はせえへんから注意してな。

・茶碗に湯を注ぎ、半時計回りに三回まわして建水にあけ、茶巾で茶碗を清めたら茶巾を釜の蓋の上に置く

・右手で茶杓を取って、左手で茶入を取り、茶杓を握り込んで茶入の蓋を開けて、茶を三杓すくい出しして、茶杓を茶碗の上(右側)にあずけ、回し出しをして茶入の茶をあける

きょんた
きょんた

もう、茶を残しておく必要がないから、回し出しで全部使い切ってしまうんやで。

・茶入の口を向こう手前と清め、蓋を閉めたら左手で水指の横に戻す

・茶杓を取って茶をさばき、茶碗の縁で軽く打って茶入の蓋の上に戻す

・茶碗に湯を注ぎ、二椀目の濃茶を練る

・茶碗を時計回りに二回まわして、定座に出す(楽茶碗以外の茶碗を使う場合は古帛紗を使う)

・二椀目の上客が一口喫んだら、服加減を尋ねる

きょんた
きょんた

【亭主】いかがでございますか?

ななみん
ななみん

【二椀目の上客】大変、結構でございます。

・水指の蓋を開けたら中水(水を一杓)をさして帛紗を腰につける

居前に座ったまま正客からの問いに答える

ゆーみん
ゆーみん

大変、結構なお茶をありがとうございました。お茶銘は?

きょんた
きょんた

松の嶺でございます。(松花の昔・嘉辰の昔などもあるで)

ゆーみん
ゆーみん

お詰めは?(お詰めとは製造元のことね)

きょんた
きょんた

三丘園でございます。(小山園・上林などもあるで)

ゆーみん
ゆーみん

前席ではお時候柄のお菓子をありがとうございました。

・一椀目が返ってくる

・茶碗を膝前に取り込み、一椀目で喫んだ客と総礼

仕舞い

・茶碗に湯を注ぎ、建水にあけたら仕舞いの挨拶

きょんた
きょんた

お仕舞いにいたします。

・茶碗に水を注ぎ、茶筅通し(一度上げ二度打ち)をしたら、茶筅を元の位置に置いて、水を建水にあけ、茶巾を茶碗に戻す

きょんた
きょんた

さらさら・打つ・上げる・打つ・の

・茶碗を置き、茶碗の中に茶筅を戻して、右手で茶杓を取り、建水を引かずに、そのまま帛紗をさばく

・茶杓を清め(二往復)茶碗に伏せて置き、建水の上で帛紗をはらって腰につける

・水指の右前に茶入を置き、左前に茶碗を置き合わせる

・二椀目の茶碗が戻ってくる(楽茶碗以外の茶碗を使ってる場合は、古帛紗を先に右手で懐中する)

・茶碗を膝前に取り込み、二椀目で喫んだ客と総礼

・二椀目に湯を注ぎ、建水にあけたら、二椀目を勝手付きに置き、その手で建水を引く

・水を一杓さし(仕舞い水)、釜の蓋を閉めて柄杓を引いたら、水指の蓋を閉める

・水指の蓋が閉まれば、拝見の声がかかる

ゆーみん
ゆーみん

どうぞ、お茶入、お茶杓、お仕覆の拝見を…

拝見に出す

・柄杓を建水に伏せて、蓋置を取って左掌にのせ、水指正面にまわり、左手で蓋置を建水の後ろに置く

・一椀目の茶碗を右手で取り、両手で勝手付きに置いた、二椀目に重ねる

・茶入を左掌にのせ、客付きにまわる

・帛紗を取り、草にさばいて蓋を二引きし、胴拭きしたあと、帛紗を下に置き、蓋をはずして帛紗で口を清め、もう一度。帛紗を下に置いて時計回りに、二回まわして定座に出す

・帛紗を腰につける

・水指正面に戻って、茶杓を右手で取り、左手にわたして、居前から右手で出す

・居前から仕覆を左手で取り、右手で左掌にのせ、客付きから右手で出す

建水から水指までさげる

・建水一式

・茶碗一式

・水指(水指をさげるときに襖を閉める)

・頃合いをみて再び入室

茶道具に関する問答

・道具の問答をする

ゆーみん
ゆーみん

ありがとうございました。お茶入は?

きょんた
きょんた

白薩摩でございます。

ゆーみん
ゆーみん

お茶杓は?

きょんた
きょんた

圓能斎 鉄中でございます。

ゆーみん
ゆーみん

御銘は?

きょんた
きょんた

雪月花でございます。

ゆーみん
ゆーみん

お仕覆は?

きょんた
きょんた

いちご裂でございます。(色んな裂地があるで)

ゆーみん
ゆーみん

ありがとうございました。

拝見物をさげて退室

・右手で仕覆を取り、左掌に受けたら、右手で茶杓を取り、左掌の仕覆の上に置く

・右手で茶入を持ち、茶道口にさがる

・道具を建付けに置き、一礼して襖を閉める

【炉・重茶碗】道具例

・【一椀目】楽茶碗(二椀とも楽以外の茶碗にすると、古帛紗も二枚必要になるため)

・【二椀目】萩茶碗・御本茶碗・井戸茶碗など(島台の場合は二椀とも赤楽)

・【茶入】瀬戸肩衝・高取肩衝

・【茶杓】淡々斎 碩叟(たんたんさい せきそう)・鵬雲斎 汎叟(ほううんさい はんそう)

・【仕覆】角龍金襴(かくりゅうきんらん)・紹鴎間道(じょうおうかんとう)

【炉・重茶碗】客

喫み方

・縁内で茶碗を次客との間に置く

・客の間で総礼

・感謝して時計回りに二回まわして喫む

・懐紙で喫み口を三回拭いたら、反時計回りに二回まわして次客に送る(送り礼・受け礼)

拝見

・茶入・茶杓・仕覆を右膝から順に縁内に取り込む

・茶入から順に縁外で拝見する

・もう一度、名残惜しむように全体を眺めて、縁内で次客に送る

まとめ

大事なポイントは、

  • 一椀目の茶はすくい出しのみ
  • 中仕舞いはしない
  • 仕舞うとき、茶杓を取っても建水は引かない

この三点を意識したらええで。

型を追うより、「なぜそうするのか」を意識して動けば、覚えやすいで。
しっかり予習・復習していこな。

ほな、また!

Xからの読者コメントをお待ちしています
ブログ更新の励みになります!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


記事URLをコピーしました