スノーボード
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JSBA スノーボード バッジテスト1級に合格するためにやったこと

kyonta@41
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まいど、きょんたです!

「いつかインストラクターになりたい」そう思ったのは、鷲ヶ岳スキー場で見たインストラクター集団の滑りに圧倒されたあの日から。

この記事では、僕がどんな練習をして、どんな出会いがあって、どうやって1級に合格したかを正直に書いていくで。

「うまくなりたい!」って思ってる人の、参考や勇気になればうれしいで。

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『見よう見まね』から2シーズンの迷走期

19歳でスノーボードを始めてからの2シーズンは、とにかく『見よう見まね』やった。

うまい人の滑りを見て、「あんな風に滑りたい!」って思って、見よう見まねで練習してた。

当時は「俺、けっこうできてるやん!」って思ってたけど、今振り返ると、体の使い方が全然できてなかった。

1シーズンに10日くらい滑って、2シーズンで合計20日ほど。がむしゃらに滑ってみたけど、成果は全然出えへんかった。

長野県の白馬で3級のバッジテストも受けたけど、普通に不合格やった。

その時、「このままじゃあかん」と思って初めてスクールに入ったんやけど…

個人レッスンで『1時間5000円』

内容は悪くはなかったけど、時間が短すぎて何も掴めずに終了した。
A級インストラクターやから、うまいんやろうけど、説明がふんわりしすぎて全然頭に入ってこなかった。

正直、コスパにびっくりしたわ(笑)「個人レッスンはもうええわ…」ってなった。

うまい人を見つけては声をかけた

そこから作戦を変えて、ゲレンデでうまい人を見かけたら、片っ端から声をかけるようにした。

名付けて、ゲレンデナンパ作戦(笑)

…まあ、声かける相手は男ばっかりで、色気もへったくれもあらへんけどな。

「すみません!めっちゃうまいですね!教えてもらえませんか!?」ってノリで突撃してた。

トータルで、たぶん20人は声をかけたと思う。

その中には「じゃあ、一緒に滑ろう!」って言ってくれる人もいて、自然と「一緒に1級目指そう!」って仲間ができていった。

冷たくあしらわれることは全然なかった。僕のコミュ力もあったかもしれんけど、基本的にうまいスノーボーダーはみんないい人ばっかりやったな。

この時期の出会いは、ほんまにデカかったと思う。1人やったら、心折れてたかもしれんわ…

転機は『びわ湖バレイ』イントラSさんとの出会い

3シーズン目。
1級を目指して練習してたある日、びわこバレイでまた、うまい人に声をかけた。

「すみません、めっちゃうまいですね!もしよかったら教えてもらえませんか!?」

そしたらその人、なんと岐阜県のスキー場でスクールに所属する現役のインストラクターやってん!

この人の教え方が、ほんまにすごくて、言葉の選び方も、体の使い方の説明も、全部スッと入ってきた。

「これって、こういう風に動かすんかー!」
今まで感覚でしか分からんかった部分が、一気につながって腑に落ちた感じやった。

たぶん、相性が良かったんやと思う。「自分にぴったりのイントラに出会えた!」って感覚やった。

そこから一気に上達して、そのシーズンで2級と1級に合格することができた。

JSBAバッジテストの挑戦履歴

回数ゲレンデ結果
3級1回目Hakuba47不合格
3級2回目びわこバレイ合格
2級1回目びわこバレイ不合格
2級2回目鷲ヶ岳合格
1級1回目ダイナランド合格

合格のあと、真っ先にそのSさんに報告したら、めちゃくちゃ喜んでくれた。
「1シーズンで2級と1級、取ってもうたな!」って言ってくれたんが、めちゃくちゃうれしかった。

それからSさんに岐阜県のスクールを紹介してもらって、ついには、一緒に同じスクールで働くことになったで。

合格した時の記憶は今でも宝物

1級検定当日のこと。

検定は4月9日。

天気は快晴、雪は少し柔らかいザラメ雪。まさに「これ以上ない!」っていう最高のコンディションやった。

前日、ゲレンデDJに「明日、検定なんで頑張ります!」ってメッセージと一緒に曲をリクエストしたら、なんと無料温泉券をくれた。

その温泉、ゲレンデからはちょっと距離があって、正直行こうか迷ってんけど、せっかくの厚意やしなぁ…と思って、結局行くことにした。

そのおかげで、温泉にゆっくり浸かって、心も体もリラックスできた。
緊張も少しほぐれて、「よし、いける」って思えた。

DJのゆりさん、あの時は本当にありがとうございましたm(_ _)m

そして迎えた当日。

リフト乗り場のスピーカーから流れたのは、Hi-STANDARDの『StayGold』
その音楽に乗せて、DJの声が響いた。

「検定がんばって!応援してるよ!」って

その瞬間、もう心が震えた。

うれしさと感動がいっぺんに来て、めちゃくちゃ勇気がでた。

検定バーン目前、気合いを入れるように、右手で心臓を2回叩いた。
ゆっくりと深呼吸して心を静かに落ち着かせる。

「……よっしゃ、いくで」

心の中でそうつぶやいて、スタート地点に立った。

自分では、ロングターンもショートターンもフリーランも、納得の滑りやった。
唯一、「エアだけはもうちょっと跳びたかったな…」って気持ちは残ったけど、
「これは…受かったやろ!」っていう手ごたえはしっかりあった。

そして合格発表。

名前が呼ばれた瞬間、心の中では「よっしゃああああ!」って叫んでたけど、口から出たのは「あざす!」っていう返事やった。なんやそれ(笑)

発表が終わってすぐ、真っ先に向かったのはDJブースのあるレストラン。

「受かりました!」って報告したら、DJの「おめでとう!絶対合格するって思ってたよ!」っていう声のあと、まわりにいた大勢のお客さんたちが、「おめでとう!」って一斉に拍手してくれた。

あの時の記憶は今でもふと思い出すぐらい、心に焼きついてて一生忘れへんな。

合格までにやって良かったこと・伝えたいこと

◆ まずは『教えてもらう』こと

自分で考えて工夫するのも大事。
でもその前に、『正しいやり方』を知るのが一番の近道やと思う。
スクールでも、ゲレンデにいるうまい人でも、ちゃんと教えてくれる人に出会えたら遠回りせんで済むで。

◆ 自分に合うインストラクターを探す

説明がスッと頭に入ってくるかどうか。それって、めちゃくちゃ大事やと思った。

言ってること自体は、たぶん、どのインストラクターも似たようなことなんやと思う。

でも、伝え方が人それぞれ違う。

だからこそ、『腑に落ちる』かどうかって、ほんまに大きい。

インストラクターにもいろんなタイプがいるし、やっぱり相性ってあるなって実感した。

◆ 雪のない坂道でのフォーム練習

家の近くの坂道で、夜の人通りが少ない時間に、『立ち上がり → 切り返し → 沈み込み』 の動きを何度も反復した。

目線を送る方向とタイミング、足のどこに体重が乗ってるのか、いつ上体をひねるのか、そんなことを意識しながら練習した。

これが、ゲレンデでの滑りにめっちゃ活きた。

雪面での練習はもちろん大事やねんけど、止まった状態で何回も反復するのは、めちゃくちゃ効果あった。

この練習方法はホンマにおすすめ。

◆ とにかく滑りまくること

量をこなすってことは、やっぱり大事。インストラクターに出会ったそのシーズンは、30日間ゲレンデに通った。

夜勤明けでも昼からびわこバレイに直行して、1本でも多く滑った。とにかく板に乗ってる時間を増やすこと。

考えることももちろん大事やねんけど、それに見合った練習量はやっぱり必要やと思う。

滑ってるうちに、「あれ? 今、なんかちょっとコツ掴んだぞ?」みたいな瞬間がある。

これは頭でいくら考えててもわからへん。量をこなすことで、体が理にかなった動きになる。

そこに至るまで、とにかく滑り込んでほしい。

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最後に

「インストラクターになりたい」その一心でここまでやってきた。
鷲ヶ岳で見たインストラクターの背中に憧れて、「いつかあの中に入りたい」ってずっと思ってた。

正直、しんどい時もあったし、うまくならん時期もあった。
でも、あの日の気持ちだけは、ずっとブレんかった。

1級を取ってすぐに講習を受けて、念願のインストラクター資格も取得。

C級インストラクターに筆記試験はないけど、宿題で出されるレポートがある。
そのボリュームが多くて大変。しかも、1日で仕上げないとあかんで(笑)

でも、『誰かに伝える』って、めちゃくちゃ学びになるってこともそこで初めて知った。

Sさんの紹介で、その年のシーズンからスクールに所属した。
憧れていた鷲ヶ岳じゃなかったけど、ユニフォームを着てゲレンデに立った瞬間、「俺、ほんまにインストラクターになったんや…」って実感が込み上げた。

教えるときは、相手の年齢や経験を聞いて、その人に一番伝わる言葉を選んで話すようにした。

スポーツ経験がある子には、その競技に例えて。

全く初めての子には、日常生活に置き換えて。

その子たちが「できた!」って笑顔を見せてくれたときは、ほんまにやってよかったって思えた。

ここで伝えたいのは、たったひとつ。

『やってみたい』って気持ちがあるなら、恥をかいてもいいから、とにかく動いてみてほしい。

うまくいくかどうかなんて、やってみなわからん。でも、動いたやつだけが景色を変えられる。

人に迷惑をかけたらあかんけど、「うまいですね! 教えてください!」って言われてイヤな人なんて、ほとんどいてない。だいたいの人は、気持ちよく教えてくれるで。

うまくなりたい人、バッジテストを受けてみたい人、インストラクターを目指したい人

誰にだってチャンスはある。僕にもできた。だから、きっとあなたにもできる。

そして、最後にこれだけは言わせてほしい。

本気の想いと行動力があれば、夢はちゃんと現実になる。

安心して踏み出してな。応援してるで。

ほな、また!

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